水を守るために・・・日本で行われる森林保全活動

水を守るために・・・日本で行われる森林保全活動
みなさんは森林保全活動と聞くとどんなことを思い浮かべますか?このような活動は、主に木を植えるといったイメージがありますが、実際のところどうなのでしょうか?ここでは、現在の森林の状態や、日本で行われている森林保全活動の内容を説明します。

森林の状態は?

世界では毎年約1,400万ヘクタールの森林がなくなっていると言われています。人々は、木を切っては森林跡地を農地や宅地などに転換しています。このような転換は私たちが生きていく中で必要なものですが、森林破壊の大きな原因となっています。それだけでなく、原料に使われる木の消費や、鉱物を発掘する時に土地が開発されることも森林破壊に関係しています。

生物も絶滅の危機に

また、森林破壊によって両生類の場合3割、哺乳類の場合2割、そして鳥類の1割が絶滅の危機に瀕しているとされています。生物は森林と密接な関係を築いているため、伐採などによる森林の劣化はそこに暮らしている生物に多大な影響を与えます。

森林が機能しないと

森林には、木材供給の他に、水を育んだり浄化したり、洪水を防ぐ機能も備えています。森林が破壊されると、水を蒸発する働きがなくなってしまうので、雨が降りにくくなります。雨が降らなくなれば、河川や地下水が枯渇します。反対に激しい雨が降った場合、雨水を蓄えることができないので一気に水が流出して洪水が起きてしまいます。さらに、森林がなくなると、気候変動が促されます。例えば森林は二酸化炭素を吸収します。森林がなくなることで、大気中に二酸化炭素が排出されてしまいます。これは地球温暖化を促すことを意味します。現在世界で排出される二酸化炭素の排出量の約20%は、森林がなくなったことが要因となっています。

どんな森林保全活動があるの?

木を植える

水を守るには森林が必要です。土砂崩れや住宅地の開発などで失われた森林が多くあります。このような地域で、再び森林を作るために木を植える活動が実施されています。木を植えることは地球温暖化を防ぎ、森林を作ることは生き物を絶滅から救うことができます。

森林の保護

例えば、ニッポンハムグループでは、「法人の森林制度」を利用し、従業員やその家族と一緒に森林を整備しています。全国3ヶ所の森林で、木の枝を幹から切り落とす”枝打ち”や”苗木を保護するために雑草などを刈取る下刈り”が行われています。ちなみに、法人の森林制度は森林を育て、伐採後の収益を一定の割合で分け合うもので、既存の森林整備である「分収育林」と、植林することで新たな森林を造成する「分収造林」の2種類に分けられます。

水を守るためにできること

不法投棄しない

当然ですが、不法投棄はマナー違反です。
人気のない空き地などに、使い古した家電製品や家庭ごみなどを不法投棄する人がいます。雨が降ると、不法投棄された家電製品から、フロンやヒ素といった有害物質が流出する恐れがあります。これらの有害物質の一部は取り除くことができず、水道の中に流れ込むことがあります。

水を無駄遣いしない

国土交通省のデータによると、シャワーを3分間出しっ放しにするとおよそ36リットル、歯磨きする時に30秒間出しっ放しにするとおよそ6リットルも流れていくと記されています。生活でついつい水を垂れ流しガチの人は、日々の水の使い方を見直してみましょう。

保全活動に参加する

ボランティアに参加することができます。地球温暖化対策の一つとして、さまざまな企業や団体が各地で木を植える活動をしています。最近では、生態系保持能力の高さなどから、昔ながらの里山が見直されており、里山を作る企画もあります。保全活動は誰でも参加することができるので、挑戦してみてはいかがでしょう?

まとめ

水を守るには、森林を守る必要があります。不法投棄をしないことはもちろんのことですが、シャワーを使わない時は蛇口をしめるだけで多くの水を節約できます。これからも安心して水が使用できるよう、水を大切に使っていきましょう。